Amateur Radio on the International Space StationARISS


ARISSスクールコンタクトとは

ARISSとは、Amateur Radio on the ISS(International Space Station)のという意味で、国際宇宙ステーション上のアマチュア無線局という意味だよ。宇宙ステーションにはすでに3名の宇宙飛行士が3〜4ヶ月ぐらいの期間生活していてさまざまな実験などをおこなっています。この中には、アマチュア無線の免許を持っている人もたくさんいます。アマチュア無線を通じて全世界のこどもたちに、宇宙・科学の興味を持ってもらおうと、NASA(米国航空宇宙局)始め全世界の宇宙機関で活動が認められているんだよ。また全世界の子供達からの質問に答えることは、狭い空間で長い時間難しい実験をおこなっている宇宙飛行士の楽しみの1つでもあるんだよ。

NASDA提供
ARISSとの組織について

理事会(Board): 5つの地域(米、ロ、日、欧、加)のIARU加盟団体とAMSAT地域団体の代表で構成。日本からは、JARLとJAMSATから代表を出しています。委員会(Committee): 以下の委員会に分かれ、各地域から1名が参加しています。

管理委員会(Administrative Committee)
ハードウェア委員会(Technical Committee)
プロポーザル選択委員会(Proposal Selection Committee)
運用委員会(Operations Committee)
教育/学校選択委員会(Educational Outreach/School Selection Committee)
広報委員会(Public Relations Committee)

ARISSの詳細、理事会、委員会のメンバーリスト等は、ARISSのホームページに掲載されています。URLは http://www.rac.ca/ariss.htm
今日までのARISS実現まで

2001年11月23日、埼玉県入間市で、小中学生による日本初ARISSスクールコンタクトがおこなわれ宇宙飛行士との直接交信に成功しました。この時には、電波法という法律の手続きがあって対象者はアマチュア無線の中級レベルの資格取得が必要でした。

2002年の3月、総務省で法律の改正(かいせい)がおこなわれて、無線の免許のない小中学生に、一定条件のもとで、宇宙ステーションとの交信に限り、交信が許可されました。それにあわせ、(社)日本アマチュア無線連盟では、NASA・総務省等への手続きをする一方、高速で大気圏外を移動する宇宙ステーションを追尾する等の無線設備の準備、小中学生の教育準備をおこない「科学で結ぶ親と子」と題して開催予定「関西ハムの祭典2002」の行事のひとつとして取り組むこととしましした。

2002年8月2日に、総務省より、8N3ISSのコールサインの無線局が許可され、池田市民文化会館で新法制によるARISSスクールコントクトがおこなわれました。参加した小中学生全員がみごとに宇宙飛行士PEGGYペギーさんとの交信成功しました。


2002 大阪府池田市(池田市民文化会館)